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環境緑化事業部2020-11-17

環境緑化日記 観葉植物に潜む厄介者たち

どうもこんにちは環境緑化ブログ班です。

 

誰得

 

って言葉を最近よく耳にします。(最近でもない?)そして私もよく口にします。

ある事柄にたいして「誰が得するんだこれ」と思った時に使う略語ですね。

 

昨今氾濫する若者言葉のうちの一つなんでしょうが、

その使い勝手の良さ故についつい口から零れ出てしまいます。

 

造語乱用による日本語の崩壊が危惧されていますが、

こういった便利で伝わりやすい略語なんかは

常用してもいいかなーなんて思ったりします。

あとは「ワンチャン」とかも好きだったり。

 

このブログも好き勝手書いていますが、誰得?なんて言われない様に

お役に立つ情報をお届けしていきますよ!日々精進!

 

 

それはさておき本題!

 

先日、社内の植物の薬剤散布を行いました。

自然界の動植物に寄生虫が発生するのと同様に、室内の観葉植物にも寄生虫が発生します。

そして一度発生するとしつこく湧いて出るので、弊社では月一で殺虫剤を散布しています。

 

薬散

 

同じ薬を使い続けると世代交代を繰り返すうちに耐性が付き、効きが悪くなるので

使用する薬品を害虫に合わせて毎月変えて散布しています。

敵を倒すにはまず相手を知ることが大切ですね!

 

という訳でここから我らが業界の敵の紹介をしていきます。

おうちの植物に心当たりがある方はどうぞご参考に!

※気持ち悪い画像が添付されていますので苦手な方はご注意ください。

 

 

降り積もる悪魔の粉雪「カイガラムシ」

カイガラムシ

新芽や茎の付け根、葉の裏に寄生し樹液を吸う。

成体になると貝殻や綿のような殻を形成し外敵から身を守る。

殻のせいで市販の薬剤が効きにくいため、

1匹ずつ潰して駆除しなくてはいけないとんだ手間の食わせ者。

大量のカイガラムシが集まり綿を纏う様子は

まるで粉雪が積もっているかの様で心底不愉快。

 

 

 増殖する恐怖の砂塵「ハダニ」

ハダニ

葉の裏や茎の付け根などでクモの巣のようなコロニーを作り増殖していく。

成体は肉眼で動きが確認できるが幼体は白い砂の様に見える。

寄生された葉は色がかすれていき枯れてしまうが

湿気に弱いため定期的な霧吹きで予防できる。

ダニと名付けられているがクモの仲間。

 

 

底より這出る日陰者「ナメクジ」

ナメクジ

いわずと知れた園芸界の天敵。

観葉植物の鉢の底に住み着き、

暗くなると這い出て葉を食い荒らすアサシン。

誘引殺虫剤を撒くと真っ先に食いつき昇天する憎めないやつ。

実は巻貝の仲間。

 

 

甘い汁にはご用心「アブラムシ」

アブラムシ

新芽などの柔らかい部分から樹液を吸汁して過剰な糖分をお尻から吐き出す。

この糖分を求めてアリが湧く上に、吸汁の際にウィルスを媒介するという

2次被害を連発するトラブルメーカー。

体内に居る細菌と共生関係にあり、お互いに必要不可欠な栄養や環境を提供している。

親から子に引き継いでいくこの体内細菌を制御するために

別の細菌から遺伝子を獲得し利用するという離れ業をこなす。

 

 

 

他にも、植物には害は無いが鉢が発生源となる害虫に

コバエ類や人類の天敵Gなどがいますが

きりがないので割愛。

 

いくつか詳細を挙げましたが、ホームセンターに行けば大体対応した薬剤が

売られているので、害虫自体を詳しく知る必要は特にありません。

 

 

まさに誰得。

 

ではまた!

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